空手をはじめ武術を極めようとするならば、体を自由に操作できることが必須条件である。そして、その基になっている重要な一部分が、骨格と腱である。個人差によって多少ことなるが人の骨格は204〜206個の骨の各部から構成され、靱帯とよばれる、かたくてあまり弾力性のない結合組織が骨と骨がバラバラにならないようにむすびつけられている。
骨の結合部がどの程度可動するかは、体の各部分によって異なる。たとえば、肩に結合している腕は自由にうごくが、膝の関節は蝶番(ちょうつがい)のような動きしかできない。脊柱の椎骨(ついこつ)のひとつひとつはほとんど動かず、頭骨の骨はまったく動かない。
骨格筋と骨は腱でつながっていて、骨格筋が収縮すると、その骨格を形成している骨が動くようになっている。もちろん、骨格筋に収縮するよう命令しているのは、神経系である。
武道でもスポーツでも、達人とかトップアスリートと呼ばれている人達は、これら各々に可動域の違った骨格構造を十分理解した上で、神経・体軸・筋肉・靱帯・骨格、それぞれの動きの調和をとることができ、最大限の力を発揮することができる人達です。
ここでは、各自が骨格と関節の動きを理解して骨力を生かすための参考として人体骨格図を紹介します。
体の柔らかさは、骨が柔らかくなるわけではなく、骨と骨を繋ぐ腱(靱帯)を毎日のストレッチにより、徐々に柔らかくすることで柔軟性を高めることができる。
しかし、注意しなければならないことは、無理なストレッチは厳禁であり、無理なストレッチすることにより、反発が生じ、かえって柔軟性が失われてしまいます。ストレッチは無理なく、心地よい痛みを感じる程度で毎日、継続することが大事です。特に、練習後のストレッチが最も重要です。練習後のストレッチは、つい、おろそかになり気味ですが、トップアスリート達は、練習後の全身のストレッチにかなりの時間を費やします。怪我の予防の為にも、しっかり行いましょう。
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